MAXXI in Rome☆

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こんにちは、noruです。

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雪が降りました。
今朝の雪は雨のようです。重い雪。
地面もびちゃびちゃ。

「 やーっ、やーっ。」

声がします。

‥…。

庭の木が雪の重さで垂れ下がり、
エラいことに。これは救出せねば !!
しばし雪と格闘です。

ほうきで枝を、こう。

ドサドサ‥…、シーン。

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MAXXI「国立21世紀美術館」
美術館はローマの外れにありました。

大窓に建物が映り込んでいます。おそらくこれは計算されてのこと。
建物の無機質なグレーに木や空、建物が彩りを添えています。
建物が作品なのです。

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今度は中の大窓から見た景色。
高いなぁ。

ここの展示物は撮影禁止。
でも間近で見ることができ、
触れる作品もありました。

体験型の現代アート。
センサーが人動きを感知、ボールの衝撃と
あわさって音を出すのだそうです。

ピロリーン、ポーン ♪
揺らし放題。オモシロいですね。

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ふと思います。日本の美術館はやたらと何でも禁止、禁止。
作品はガラス越しや足元に線が引いてあり、見張りの人もあちこちに。まさに厳戒態勢。
観る人が作品を大切に扱う気持ちさえ持っていれば、必要のないことなのに。

‥…こちらを信用してないのです。なんとなく、興ざめじゃ。

‥…。

さてお向かいの別棟はレストランとカフェです。

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レストランはバイキング。

料金はハッピーアワーが一番お安く、
次は平日のランチ。土日はチョイ高めだそうです。

バイキングが流行っている様子。

有名星つきレストラン。
でもランチはバイキングというお店まで。

‥…というわけで欲ばり。

むきききき‥…。
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隣の建物にはアートショップがありました。
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おやっ、お店の人が誰もいません。

たのもー。
こらーっ、ドロボウだぞー。

シーン。

ざっくりしてます。

‥…。

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ざっくりといえば、こんなコトがありました。

その1 バスに乗ってたら、
あれあれ、そのまま降りちゃう人たち。誰も気にしません。
「 ‥…うちはローマパスだけど。おたくは何パス ? 」

その2 観光地。路上で有名ブランドのパッチもんがよく売られています。
ふと見ると売っている人の姿は消え、財布やバックが散乱。

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「 ‥…これは、闇市の手入れか。」

そして彼ら。雨が降ると、
今度はドコからともなく傘を持って登場。

こちらが日本の折りたたみ傘を見せると
それっ、すごいやんっと感心。
「 Good Job ! 」
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笑顔で去って行くのでした。

なんだかざっくり、‥…のんびり。

‥…。
あの、ざっくりですけど、のんびりではないのでは。

‥…そういとも言いますね。

ヌクヌクヌク。

‥…zzzz。
もう、こんな日は思考停止。

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‥…。
何言ってんの。
‥…あぁ、こ、これは必殺電池切れ。

ちょっと、ちょっと、ゴハン作らなくていいの ?

‥…zzz。

‥…。
やっぱり、のんびり
‥…じゃなくて、ざっくりでしょ、なノダ。

Mission☆Possible

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こんにちは、noruです。

写真 2

ピンホーン ♪

‥…。

あれあれ、どちらさまですか。
し、知らない人です。

ボクは、
ちょっと‥…失礼。

コソ、コソ、コソ、‥…シーン。

‥…。

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とうとう、明朝午前1時。オリンピックの開会式です。
実は長い間、NHKのBSが映りませんでした。

スパイアンテナ疑惑、盗聴疑惑。いろいろ考えましたが原因不明。
他のチャンネルは映るのになんでや。

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でも人が屋根に上がったり、
配線もいちいち、ややこしそう。

めんどくさいのも手伝って
結局、ほったらかし。

‥…だったのですが、
今回ワケあって直すことになりました。
電気屋さんに見てもらいます。
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「 ちなみに
  ‥…ボクは知りません。」

‥…。

さて2020年には東京オリンピック。
国立競技場も建て直されることになりました。その設計にあたるのが

ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)
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イラク・バグダード出身、
現在はイギリス在住。
2004年最年少にして
初の女性プリツカー賞受賞者。

プリツカー賞とは
プリツカー家が運営するハイアット財団
(The Hyatt Foundation) が
建築家に贈る権威ある賞だそうです。

日本では丹下健三や安藤忠雄も受賞。
建築界のノーベル賞ともいわれているのだとか。

彼女の建築の原点。
子供の頃、父親に連れられて訪れたイラク・シュメールの景色。

世界四大文明発祥の地。
チグリス・ユーフラテス河

葦の小舟で沼地の村々を訪れたそうです。心に残る美しい風景。
砂、水、葦や鳥。人々の暮らす家々。
Unknown

建築デザイン。イメージは有機体なんだとか。そういえば流線型や変わった形。
新国立競技場もカブトガニとか、ナンとかカンとか。

えっ、クリオネじゃなかったの ?

‥…。

かつては アンビルドの女王と呼ばれ、若くから才能を認められつつも
技術的な問題で実現不可能と言われていました。しかし時代は進みました。

こちらは2010年竣工。
MAXXI「国立21世紀美術館」
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ローマにある現代アートの美術館です。

訪れたときは雨上がり。
大窓には向かい側の景色が映りこみ、額縁の絵のようです。
建物や空の色。とてもキレイでした。

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螺旋状に展示が並びます。
‥…今はドコにいるのかな。

中は迷路のようです。
さほど広くないのに迷う、迷う。

‥…。

これはややこしい。
何がしたいんですかね‥…じゃなくて、

どうやって作ったんですかね。

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日本の匠も腕の見せどころ。
がんばってね。

‥…。

おぉ、BSです。映りました。

なんとスパイの陰謀ではなく、これまた壊れたまま
接続されていたブルーレイのせいで接触がワルかったそうです。
さすが。やっぱりプロは違いますね。

なーんだ、‥…スパイじゃないのか。

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‥…。

なにそれ。
そもそもほったらかしのせい、横着でしょ。

そうとも言うね。
まっ、オリンピックでも見ますか。

‥…。
まったく
人‥…もとい、ネコ騒がせ、なノダ。

‥…〜 ♪
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そして、Assisi☆

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こんにちは、noruです。

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寄り道大好き。
でも寄り道し過ぎると帰って来れなくなりますよ。ひゃーっ。

だいぶ日が傾いてきました。
まだ坂の上に行ってません。歩け、歩け。

テク、テク。テク‥…のどが渇きました。

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この突然、顔から出ているお水。

ローマの街では
さすがにビビって飲めませんでしたが、
ココのお水は山も近いし、わき水っぽい。

と、勝手に決めつけて
チャレンジ、チャレンジ。飲んじゃおうか。

えっ、先に飲んでいいの。
それはどうもご親切に、‥…‥‥。

‥…。
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結構、美味しい。ヘンなクセもなく飲みやすい ♪

お先に失礼。さぁ、どうぞ。
‥…えっ、味 ? 美味しいよ。飲まないの ? ‥…別にどうもないで。

‥…なに、おれは遠慮しとく、

‥…。
あんた、そういう人やったな。

‥…。
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坂を上ります。
心臓破り、なんだ坂、こんな坂。

ロッカ・マジョーレ
「 Rocca Maggiore 」

城壁です。
アッシジの町を守るために造られたらしい。
一時は牢獄としても使われていたとか。
地獄の丘と呼ばれていたとか。
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それにしても、なぜ地獄。

歴史があるということは、ややこしいことも
たくさんあったということで。
おぉ、怖いコワイ。

‥…。

緑がきれいです。
真冬の京都では決して見ることのない色。
これが、イタリアンカラー。

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訪れるまではさしてピンと来なかったものが、
来て見て、初めてその国の色や風景。ベースとなる何かを感じます。

そういえば、日本の桜。
桜は薔薇や百合とかと違い、外国ではあんまり特別視されていないんだとか。
日本の景色の中で桜を見るから「儚さ」や「潔さ」その風情を感じるのかもしれません。

おりゃ、おりゃ‥…。
などと、ほざきながら登る坂道。

またまた、限界じゃ。
見れば、同じような状態、フラフラの人々多数。

むむむっ、ここで脱落か。
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あっ、‥…夕焼けです。

時代は変われども、
変わらぬモノはこの景色じゃ。

地獄に仏 ?‥…、ちょっと違うな。

‥…。

頭の中はランナーズハイ、
脳内モルヒネ全開。
めっちゃ、ごキゲンやないか〜。

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今、この時だから感じる何か。
人との出会いだけではなく、景色にもあるのかもしれません。

そして日が暮れます。
バイバイ、アッシジの街。

極楽、極楽 〜‥…あぁ、そうだ。

一期一会、なノダ。

るん ♪

坂の町☆ Assisi

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こんにちは、noruです。

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雨かと思えば、また晴れです。
暖かかったり、寒かったり。

‥…。

くしゅん。

ムリしないでね。

‥…。

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何だかんだとボヤいていますが、アッシジはとてもキレイなところでした。
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ピンクと白の縞模様
聖キアラ聖堂は聖キアラのお墓。
地下には遺体が安置されています。

「 Santa Chiara d’Assisi 」

もう一人のフランチェスコ
(alter Franciscus)
フランチェスコに最初に帰依した女性。
女子修道会クララ会の創設者です。

フランチェスコ亡き後、
彼らの思想、清貧団体のために尽力します。
死後、目の守護聖人となりました。

中ではミサが行われていました。
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人口2万人強。ローマ帝国時代から続く
歴史のある小さい町です。

真ん中のメインストリートを挟んで
あちこちに細い路地や階段があります。

建物や石畳は、近くの山から
掘り出されるピンク色の石材で作られ、
とても美しい。

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歩いてみればアップダウンのくり返し。
階段やスローヴ。上がったり、下がったり。知らず知らずに小高い公園です。
おぉ、大本山。
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サン・フランチェスコ大聖堂
「 Basilica di San Francesco 」

死後、聖人になり
功績をたたえられたフランチェスコ。

13世紀、
当時の教皇により建築され、
以後何度も改修が行われます。

クリスマスの飾り付け
みんなくつろいでいますね。
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聖堂は斜面に建っているため中庭をはさんで、上と下に分かれていました。
建築様式も上はゴシック下はロマネスクと違います。

どちらも壁や天井に
たくさんのフレスコ画が描かれていました。

サン・フランチェスコ2

上の聖堂。
ルネサンスの画家ジョット
( Giotto di Bondone )

「聖人フランチェスコ28の場面」

画家で建築家。巨匠です。
各地で彼の作品はお目にかかりますが
なぜか記憶に残る。

巧いのかと言われると
よくわかりませんが味があります。

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上から入って‥…では下からでますよ。
‥…ということは、

また、坂じゃ。
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‥…。
そろそろ、
日が傾いてきました。

ちょっ、ちょっと、‥…休憩。
‥…映画でも見る ?

‥…。
また、脱線、なノダ。
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ぶつぶつ ☆ in Assisi

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こんにちは、noruです。

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お日さまポカポカ。
今日は本当に暖かい。

窓が開きました。

ぬくぬく、でも
おうちのカンキなのです。

‥…。

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アッシジのフランチェスコは神の声を聞き清貧という思想を説きました。
清貧とは無意味な贅沢を戒め、金品に固執しないこと。

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聖フランチェスコ(1181-1226)

もともとは裕福な家に生まれ、
若い頃はあまり勉強もせず、放蕩生活。
騎士になろうと目論んだりもします。

しかし何がドウしたのか。
全財産を放棄、清貧な生活を自らに課し
同胞らと共にフランチェスコ会を築くのです。

当時、豪華な教会はカトリックの象徴。
そのあり方を批判する改革運動が起きていました。

フランチェスコの清貧、その根底は美学。彼は私有財産はもちろん、
心の豊かさである読書や学門すら認めません。超ストイックなのです。

‥…。

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天気予報は大外れ。風が強く雲がどんどん流れてゆきます。
とうとう快晴です。

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青空がきれい。同じ青でも乾いた青。
日本とは違う空の色です。

古い石畳の上り坂。けっこう急です。

‥…トコ、トコ、トコ。
延々、続きますよ。

‥…。

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さて現代の清貧といえば、マザー・テレサ。こんな逸話があります。
長年の福祉活動を讃えられ、ローマ教皇から300万円の車が贈られました。
彼女はこれを寄付することに。しかし車を売るのではなく宝くじの賞品としました。
お金は五倍の1500万円も集まったのだとか。

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宝くじ。聖職者と利殖。
カトリックでお金が不浄という教えと、もうひとつ
別の教えもあります。「タラントの教え」

タラントとは当時のお金のこと。
ある時主人が3人の召使いに、それぞれ
5タラント、2タラント、1タラントを預け旅に出ました。

5タラントと2タラントの二人は
熱心に商売に励み、お金を倍に殖しました。
しかし1タラントを預かった者はリスクを恐れ、
土に埋めてしまいます。

戻った主人は倍に殖した召使いを
「善良で忠実な下僕」と褒め、分け前を与えます。
しかし土に埋めていた召使いのことは「怠け者で役に立たない」と追い出してします。

タラントはタレント。神から与えられた才能や能力のことです。
才能を活かす者は栄え、活用しない者は唯一の才能さえ失うという教えなんだとか。

これは資本主義への道ですね。‥…あれ、スタートは
エデンの園でリンゴ食べた人間。労働は神さまから与えられた罰。
でも才能は活かして利殖は善。そして貯まったお金は清貧の神様にご寄付。
‥…わかるような、わからんような。

トコトコトコトコ‥…。
「 ねえ、まだ ? 」
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‥…。

‥…ポカポカ、暖かくなってきました。アッシジはローマよりも高地。
寒いのかと思い、厚着して来たのに。
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‥…。
最後はキツい階段です。

‥…限界じゃ。

街はずれにでました。
ようやくゲート。アッシジへの入り口です。

んっ、これはナンですか。

エスカレーター‥…。

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理想と現実。本音と建前。

日本はいろんな神様ドンと来い。宗教心が薄いとか、
バレンタインデーやクリスマス。適当なんやろと言われることもありますが

「 だって、イロイロあるよね〜。」
その国民性、私は好きだ。

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‥…。
空が青い、
アカン。今朝、早かったんや。

頭も換気
もう考えんのやめよ、なノダ。

「 あっ、‥…君も ?」