IMARI/伊万里☆東洋陶磁

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こんにちは、noruです。

今日はお誘いを受け大阪中之島。
東洋陶磁美術館特別展

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「 IMARI/伊万里 ヨーロッパの
  宮殿を飾った日本磁器」

17世紀初頭。中国の景徳鎮窯を手本に作り始めた有田の磁器
伊万里港から積み出されたことから「伊万里焼」と呼ばれました。

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当時はヨーロッパでもBorn China が大流行中。しかし明王朝が滅亡。
輸出が途絶えてしまいます。

そこでお鉢が回ってきたのが当時の伊万里。たくさんの日本の陶磁器。
海を渡ってゆきました。

どれどれ、その見目麗しい姿を…と、
あれっ。

なんだかイメージが違います。
目一杯に施された絵付けは豪華絢爛…過ぎ。しかも怪しげな動物や植物。
これじゃあ、
なんちゃって日本風。

しかも中にはこれは美術品なのか ?
顔がへのへのもへじとか、所々釉薬がかかってなかったりとか。

…欲しいものが一個もない。
なんでこんな残念なことに…。

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(注) 海のように
広い心で読んで下さい。

…。

どうやらオーダーするのはオランダ東インド会社ならびに西洋諸国。
彼ら好みの中国の景色。ということは、なかなか怪しい東洋ですね。

こちらは西洋の人の同じ原画を
描いた中国製と日本製。

まずは中国製品。

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左右対称を好む西洋と中国の美意識。
双方うまく噛み合っています

…そして、日本製品。

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…田んぼに、変な鳥と人。
こんにちは。

日本製の方はテーマが見えず何だか不自然。人物等日本風にしようと
工夫は見えますが全体的にチグハグな感じが否めません。

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…いやーー、
伝言ゲームは難しいな。

逆もまた然り。

空間目一杯。中心に絵を描く中国の美意識。余白を尊ぷ日本のお皿を
手本にオーダーされ、

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作ってみたらば

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…こんな感じ。

若干 ????
これまた別物になっています。

どちらも達者な職人さんの仕事なのでしょうが、
感覚の違いだけはどうしようもない。

(注)いちシロウトの感想ですから。
さらっと…お願いします。

…。

だからケンタウルスとか、
もうわけわからん(…かったと思う。)

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…いったい何処まで毛生えてるん ?

おまけに食器をたくさん使う西洋のスタイル。注文の数が半端ない。

上から目線でダメ出しされたりワケわからん絵を大急ぎでしかも
たくさん描かなあかんかったり、

そら、

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…適当にもなるわな。

あわわわ。

…。

時代は進み中国製磁器の輸出が再開。
当然ニーズも中国製に取って代わられます。

合う、合わんの世界。
そら仕方ない。なんとなく納得。

…。

なるほど海を渡った古伊万里というのは、個人の好みや
ものの良し悪しは別としてその時代にのみ存在したという価値。
これもまた一つの時代の産物でしたか。

…。

さんざん西洋人からダメだしされてた日本の独特の美的感覚も
現代では海の向こうでちょっとおしゃれさんの代名詞。

もてはやされたりして。

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…くるしゅうない。

…。

今日は悪口三昧でしたな。

いやーーー、
海は広いな、大きいな
天下御免の向こう傷。

…どうかご勘弁を、なノダ。

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…だいぶ、びびっとんな。

正倉院を探せ☆

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こんにちは、noruです。

秋晴れの中、
「奈良正倉院展」に来ています。

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博物館をあとにして、
お次は約100年ぶりの大修理が終わった正倉院。
まずは大仏殿を目指します。

鹿たちと観光客。修学旅行生たちに囲まれながら、進んでいくと、
おっ、あった。

あの金ぴかの長靴。
見えてきました。

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大仏殿の角を曲がります。

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横から見た長靴。

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そして、
真後ろから見た長靴。

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…ほぼ、半周。

着きました。

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約3年2か月ぶりの一般公開。
あの校倉造。国宝です。

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前回の解体修理は大正2年。
約2万6000枚の屋根の瓦も新調。

それにしても思ったよりも大きい。
カメラのフレームに入りません。
しかも逆光で写りにくいなぁ。

まっ、いいか…と、あれっ。

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…へたりこんでる。

なに、納得いかないから、
写すのやめたの。

…。

お疲れのお父さん。
今日はここがメインだったらしい。

シーーーーーーーーン。

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…またも、見てるだけ。

…。

まぁ、いいやん。
ほらほら、見渡せば

今日は、紅葉日和、なノダ。

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…きれいですね。

奈良正倉院展☆

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こんにちは、noruです。

今日はすこし足を伸ばして、
「 奈良国立博物館 」

通称「ならこく」

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…ホンマですか。

お客さんから正倉院展のチケットを頂き、いそいそとやってきました。
終了三日前の平日の午後。わりと、すんなり入場。つづら折り1回分。

そうは言っても中はぎうぎう。
さて今回の特別展示は

「鳥毛立女屏風」「白瑠璃瓶」
「桑木阮咸・くわきのげんかん」

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「阮咸げんかん」とは楽器の名前。
桑の木で作られているそうです。

真ん中の絵は
仙人が囲碁を楽しんでいる様子
なんだとか。

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…これはレプリカです。

この楽器、
中国伝来の品だそうですが、本国に現存するのものはなく、
現在正倉院にあるだけなのだとか。

ほぉぉぉ、それはすごい。

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…お気に召しましたか。

…。

たとえ時の権力者が変わっても
決して全ては、破壊しつくさない。

このほどほど感。
やっぱ国民性ですな。ほほほほ…。

…。

そして、個人的には

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…これが欲しい。

「鳥獣花背方鏡
ちょうじゅうかはいほうきょう」

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正倉院宝物で唯一の四角い鏡。
ほのかに黄色味のある白銅製。

葡萄唐草文とむつごろう…
じゃなくて、これは

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…へたりこむ獅子。
(ホントです。)

…。

奈良のお宝は古の舶来品。
継ぎしたり、当てしたり、ぱっと見はボロの布だったり、
ボロ紙だったり。

こんなになるまで大事にするとは、
さすが端切れを愛する日本の
おばちゃん…じゃなくて、日本の心。

…。

もはや、その存在
そのものが日本のお宝。

だから…みんな見るだけ、なノダ。

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…いいなぁ。

金沢21世紀美術館☆

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こんにちは、noruです。

昨日からおじゃましている金沢。
お目当てその1
「 金沢21世紀美術館 」

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この丸くて白い美術館。
足かけ10年飽きずにちょいちょい訪れてます。

実は常設がオモシロい。
そう万が一企画展がコケたとしても‥…へっちゃら。ぷぷぷっ。

今日は何してるのかな。

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まずは、料金フリーゾーンへ。
若手作家支援プロジェクト。

金光男1987年生まれ。京都造形卒。
「row」シリーズ
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Rowとはロウ、そして蝋。
パラフィンワックス=ロウに写真を転写。熱を加えて溶かします。

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完成していたものが徐々に崩れて、溶けてゆく。時間や空間、心の様。
観る人によりイメージはさまざま。
ちょっと観念的な作品です。

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‥…。

さて、お次ぎは
鈴木康広「見立て」の実験室

1979年生まれ。
東京造形大学デザイン学科卒

「見立てる」
似て異なるものを用いて表現する。
ふむふむ。良くありますな。

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美術館は
大きなバームクーヘン。

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‥…プリッツの鉛筆。
ある、ある。似てますね。

‥…んっ。

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‥…ない、ない。

おろろ‥…余裕かましてる場合か。
でもHPはチェックしたつもり‥…。

シーーーーーーン。
たまには字も読め、ということか。

‥…どうする ?
早くも撤収か、 (マジで‥…)

‥…。

なんでいっつも、こうなのか。

綱渡り‥…の、つもり。

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‥…て、なんかムカつく。

‥…くすん、なノダ。

京へのいざない☆再び

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こんにちは、noruです。

あれれ、晴れました。
ぬくぬく、ぬくいし。爽やか。

天気予報は‥…大外れ。

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ならば、
リベンジに出かけましょう。

それは先週の月曜日。まさかの台風。
びっくりの臨時休業。

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‥…でも、HPでは
本日開館日ってなってましたよね。

(しつこい‥…根に持ってる。)

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今日こそはきっちり
誘ってもらおうじゃないの。

‥…。

いそいそと、珍しく早起き。
朝イチからから出発じゃ‥…

‥…と、あれれ。

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これはもしや、まさかの。

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‥…うわわ。

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‥…思った以上の大人気。
マジすかーーーー。

‥…。

何でもない平日の朝なのに。
博物館けっっっっっこう広いのに。

‥…ぶつぶつ。

というワケで

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「 平成知新館 」

設計は、NY近代美術館 新館や
東京の国立博物館 法隆寺宝物館、豊田市美術館などの
世界的建築家、谷口吉生氏。

おぉ‥…これか。

すごい、すごい。

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‥…なかなか、すっきり。

きれいな建物ですね。

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‥…でも、そろそろ入りませんか。

‥…。

建物の中は撮影禁止。
不満げな人はほっておいてっと。
こちらも今だけ国宝だらけ。

関西近郊はもとより、上高野発掘の遺跡とか。ご近所感満載。
なかなか親近感わきます

‥…うちの裏も掘ってみるかな。

つらつらと見学終了。
外に出ると、相変わらず‥…。

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‥…増えてる。

んっ、良く見ると。
小さく+…‥。ということは

何気に100分待ち。

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‥…マジ、ですか。

‥…。

想定外‥…。

世の中には想像以上に
今日、国宝を見ようと言う人がたくさんいる。

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‥…しつこい。

‥…ふん。

本当に、
今日はいい天気、なノダ。

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‥…さて、どうしようかな。