こんにちは、noruです。
ドリフ的ドタバタと体育会系のり。
あまりに能天気な舞台に、かつての空しさを思い出してしまった自分。
毎度のことながら席はほとんどS席。
おまけに今回は1万2000円 !!!!
前は、( だいぶ前だが‥… )
それでも、
8000円だったじゃないか。
‥…羽根が、生えてる。
‥…。
「OVO」とは、
ポルトガル語で、卵。
‥…ポルトガル語 ?
脚本は自身も著名な
コンテンポラリーダンサーである、ブラジル人女性。
今回は母国ブラジルという国を意識して本を書いたそうです。
ブラジルは南米で唯一、
母国語がポルトガル語でした。
白塗りの Foreigner 。
Ovo、Ovoと連呼しながら舞台を走り回ります。
気づけば、連想ゲーム。
コロンブス大航海時代。ヨーロッパ南米進出。植民地支配‥…。
‥…おぉ‥…クロ歴史
なんだか、不穏やな。
ボサノバやブラジル。
エキゾチックな音楽が流れる中、
カラフルで様々な種類の虫たち。
同じく侵略によって建国された
アメリカが決して混じり合わないサラダボウルと言われるのに対し、
ブラジルは、世界でも類を見ない人種のるつぼ。
自分のルーツも他人のルーツも
ワケわからないほど、混血が進んでいるのだとか。
‥…あわわわわわ。
一見コミカルな恋愛もののように見えますが、卵を隠した長老に。
焚き付けられた Foreigner。
いつしかOVOを忘れてしまいます。
レディバグが大柄なので
楽しそうに見えますが、
‥…どすこい。
‥…じゃなくて、どっこい、
‥…。
後ろの席の子供が言いました。
場面は変わり曲芸が始まっています。
「 ‥…OVOは
ドコへ行ったの。」
‥…だよねーーー。
宴は終わりました。
最後まで楽しい音楽。出演者も笑顔であいさつ。
みんなOVOを囲みニコニコです。
ひとり、また一人と
舞台の袖に消えて行く虫たち。
アンコールを騒いでいた観客も席を立ち始めました。
「 ‥…本日の演目は、
すべて終了いたしました。」
ふと見れば、
祭のあと、照明が消えた舞台には
ぽつんと、OVOの姿が。
‥…きょわいーーーー。
そもそも騒動の発端になったOVO。その中味は何だったのか。
いずれ何かが出てくるのか。
それとも、ずっとそのままなのか。
‥…。
でたよ、でた、でた。
この不穏な空気‥…。
観る人、観る国。
それぞれのバックグラウンド。
想像するものは、人それぞれ。
楽しいだけじゃない。
心が騒ぐ‥…。
‥…大人だからね、なノダ。