こんにちは、noruです。
さてと、ドコか行きたいな。
そう思いつつ、見つけたイベント
劇団地点と京響のコラボ
「はだかの王様」
劇団地点初の子ども劇だそうです。
解説よると
見えない織物と見えない国境線。
王様のおしゃれと領土問題。
イカサマ師の言葉のからくりにより止めどなく複雑化していく…。
ふーーーーん。
調べてみると、こちらの劇団。
普段は、チェーホフの作品を好んで扱っている様子。
チェーホフとな‥…。
学生時代。近代日本文学が十八番の指導教官のもとドラマ性の乏しい
作風になじめず。単位と睡魔。自分との闘い‥…ジレンマ。
つまり、ロクな思い出がない。
‥…でも子供劇だし、裸の王様だし。
具合の悪いことには目をつむろう。
とりあえず
行ってみることにしました。
‥…甘いな。
会場に着くと、なんと満席。
キャンセル待ちでした。
少人数の劇のためいつもの客席ではなく、ステージ後方の大人席と
ステージに設けられた子供席のみ。
見れば子供だらけ‥…。
劇場の中から泣き叫ぶ声も‥…。
これって‥…一抹の不安。
時間になり案内された席は、
子供席でした。(マジで‥…。)
案の定、色んな子供たちがいます。
隣が知らない子だからと、
手すりを離さない子。
突然、足をバンバンしだす子。
天を仰ぎ‥…放心してる子。
‥…怪獣どもめ。
役者さんたちはセリフにオモシロく抑揚をつけていました。
なんですが、会話劇にはありがちな早口の関東弁。
大人でも聞き取るのに一苦労。
ついに、一人がトイレに行きたいと言いだしました。
ひとり抜けると、次から次へ。
‥…おいおい、おい。
大人席はと言うと、さすが大人。
退屈だろうと何だろうと顔には出しません。(あわわわわ‥…。)
‥…人間ウォッチング中。
おっと‥…忘れてた。
隣の人は何してんのかなっと、
「 あの王様、どっかで見たな。」
‥…王様は誰だ状態でした。
これでいいのか。
ひとり3500円なんですけど。
‥…とっ、ちょっと待て。
この人たちはチェーホフシンパ。
チェーホフ‥…といえば、
‥…嫌みなおっさん、じゃなくて、
人間劇の大家。
理想と現実によるジレンマ。人の凡庸な内面をシニカルに且つ
さらっと描く。
またしてもジレンマ。
えぇっとこういう時は、こういう時は‥…思考停止。
‥…おやすみ。
また、明日考えよう、なノダ。
でも、怪獣には
ジレンマなんてないよな‥…。