こんにちは、noruです。
先日おじゃました、京都国立近美
「 Future Beauty 日本ファッション
:不連続の連続 」展
これは服なのか、アートなのか。
面白い作品がたくさんありました。
「 132 5.ISSEY MIYAKE 」
マネキンの足元には、
矢車、八角形、六角形、正方形。
さまざまな布の折り紙が。
持ち上げていくと、螺旋状に回転。
布は立ち上がり、平面は立体、
おぉっ、服になりました。
この不思議な服たちの名前は数字。
「1」は、一枚の布。
「3」は、三次元の立体造形
「2」は、再び平面にすること
「5」は、5次元を表す。
そして、世に送り出したのは
チーム「Reality Lab」リアリティラボ
2007年、活動開始。メンバーは、三宅一生を含む総勢8名。
超大御所とベテランと若手。しかもブレーンに理系男子。
かなり‥…異色のコラボです。
‥…。
三宅一生といえば、20代で渡仏。
ギ・ラロッシュ、ジバンシィと有名どころを渡り歩き、30代で帰国。
以後、NY、パリコレとガンガン責めまくる76歳。
代表作マダム御用達
「プリーツ・プリーズ」
衣服の原点は「一枚の布」
彼の主張は、布と身体のコラボ。
西洋でも東洋でもない=世界服
海外に行くと、1日に何回も
言う機会がある
「 自分は日本人である。」
普段はあたりまえの
自分たちのアイデンティティ。
そして気づくのです。日本の美に。
たたみ方によって表情が変わる。
彼は、美しい「 着物の折り目 」に、強く魅かれたのだそうです。
大御所なのに、チャレンジャー。
その昔彼もまた日本のデザイン界に息苦しさを感じて渡仏した若者。
その時の気持ちを、忘れてないのがすごい。
若いエキスを吸い上げてますね。
「 ‥…使い方、間違えてますよ。」
‥…。
今回の新境地は科学とのコラボ。
この柔軟さとハイテク。日本らしい。
CGで立体造形を設計。
素材もPETボトルなどの再生繊維。
若手も頑張ってます。
‥…。
こだわりの人は常に自分との闘い。
好きなコトが揺らがないから、
ひとりで勝手に、よく行き詰まる。
ひとりでは限界のあることも、
他人と力をあわすと、案外、
面白いモノが生まれたりして。
ま、‥…時には
空中分解もありますけど。
「 ‥…落ち着け。」
‥…。
老いも若きも頑張っとるねー。
なかなか、
ハッピーなコラボ、なノダ
‥…どうぞ。