アンリ・ルソー☆その1

こんにちは、noruです。

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それ、何ですか。

‥…なんだ、
コロコロころがるあの草か‥…。

「 この、独特の苦味が
  美味しいんだよねー。」

「 ‥…いい加減にしないと、
  また、湿疹出るよ。」

‥…。

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「 えぐ味、渋味、苦味 」

アクは本来、不快で不要とされるもの。しかし無ければないで、無味乾燥。
大事な「 味わい 」個性です。では、そのさじ加減はどうなのでしょう。

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ほんの少しでも、鼻につく人もいれば、
そこが、たまらん、がっぷり四つに組む人も。

アンリ・ルソー
Henri Julien Félix Rousseau

時は19世紀末。
ルソーは「アンデパンダン展」に作品を出品します。

「アンデパンダン展」とは
会費さえ払えば、誰でも出展できる展覧会。

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「 稚拙でこっけい、
  まるで、子供の落書きだ。」

「 目隠しして、
  足で描いているんじゃないか。」

パリジャンたちは、彼の絵を見て笑い転げました。

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彼の作品には、いつも
人だかりができ、嘲笑が渦巻いていました。

ついには笑いがとまらず、
腹をかかえて逃げ出すものさえいたのだとか。

‥…。

戦争 (La guerre) 1894年

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眠れるジプシー女 (La Bohémienne endormie) 1897年

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展覧会の度に人々は「ルソーの作品」に押しかけたそうです。
優越感、悪趣味、嘲笑‥…。果たして、それだけだったのでしょうか。

もっと、もっと、見たい。
彼の作品を、見ずにはいられない。

そう思った人もいたのではないでしょうか。
その気持ちは誰にも止められない。これは、自分をめぐる冒険。

ドコで引き返すかは、人、それぞれ。

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‥…。

ドウにも
‥…止まらない、なノダ。

鬼が出るか、
蛇が出るか‥…えっ、湿疹。

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