こんにちは、noruです。
今日は、
なんだか、肌寒い。
あっ、雪
時雨れてきました。
急な気候の変化、
体がついていきません。
‥…。
映画は、主人公ジョーダンの回顧録。
でも思い出話に愛憎劇や思い入れはなく、淡々とエピソードが語られます。
彼の視点で描かれる
チームのメンバーたち。
こちらも人物像はぺらっぺら。
苦悩も、味も、深みも描かれません。
彼らは、何かとつるんでは
ワルだくみ。そして、喚声。
ワーっ、とか、オーっ、とか、
叫んでばっかり‥…、少年マンガか。
‥…。
そして、
彼らのビジネス。ほぼ、詐欺です。
価値がないペニー株。知っていながら、ウソ八百。
お客に売りつけ、手数料で儲けます。
あっという間に、成り上がり。
今度は調子に乗って、やりたい放題。
すると、その
ムチャクチャなパフォーマンスが
メディアに取り上げられ、
彼に憧れた入社希望者が殺到。
またまた、
ギャー、ギャー、ワーっ、ワーっ‥…。
‥…ちょっと、
‥…。
と、ここでジョーダン。
なぜか今度は、不安になってきました。
気持ちの振り幅。
幸せの絶頂で、急に悲しくなったり
超テンパった後は、虚脱。心のバランスです。
実はこの映画。
覚せい剤が重要なファクター。
興奮状態の持続や、
プレッシャーからの逃避。
彼らは精神安定剤変わりに常習していました。
操るつもりが、いつしかクスリに操られ、
みるみる、家庭も会社も脳細胞も、何もかも壊れていきます。
映画全体に漂う、他人への無関心さ。
自分では気づかないうちに、失っていくのかも。
物心ついた頃から、育んできた、
細やかな感情。
‥…。
ジェットコースター・ムービー。
うるさいぐらいの大音量と、色鮮やかに彩られた画面。
数えきれない人間が、紙人形のようにペタペタと動いています。
そして彼は、深い感情や葛藤。憎しみや後悔すらなく、
あくまで、サラッと落ちていくのです。
いけ、いけ、ドンドン‥…じゃなくて、
さらっと、タンタン、なノダ。
‥…。
なんだか‥…薄ら寒い。