The Wolf of Wall Street ☆ その2

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こんにちは、noruです。

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今日は、
なんだか、肌寒い。

あっ、雪
時雨れてきました。

急な気候の変化、
体がついていきません。

‥…。

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映画は、主人公ジョーダンの回顧録。
でも思い出話に愛憎劇や思い入れはなく、淡々とエピソードが語られます。

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彼の視点で描かれる
チームのメンバーたち。

こちらも人物像はぺらっぺら。
苦悩も、味も、深みも描かれません。

彼らは、何かとつるんでは
ワルだくみ。そして、喚声。

ワーっ、とか、オーっ、とか、
叫んでばっかり‥…、少年マンガか。

‥…。

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そして、
彼らのビジネス。ほぼ、詐欺です。

価値がないペニー株。知っていながら、ウソ八百。
お客に売りつけ、手数料で儲けます。
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あっという間に、成り上がり。
今度は調子に乗って、やりたい放題。

すると、その
ムチャクチャなパフォーマンスが

メディアに取り上げられ、
彼に憧れた入社希望者が殺到。

またまた、
ギャー、ギャー、ワーっ、ワーっ‥…。

‥…ちょっと、

Unknown

‥…。

と、ここでジョーダン。
なぜか今度は、不安になってきました。

気持ちの振り幅。
幸せの絶頂で、急に悲しくなったり
超テンパった後は、虚脱。心のバランスです。

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実はこの映画。
覚せい剤が重要なファクター。

興奮状態の持続や、
プレッシャーからの逃避。
彼らは精神安定剤変わりに常習していました。

操るつもりが、いつしかクスリに操られ、
みるみる、家庭も会社も脳細胞も、何もかも壊れていきます。

映画全体に漂う、他人への無関心さ。

自分では気づかないうちに、失っていくのかも。
物心ついた頃から、育んできた、
細やかな感情。

‥…。

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ジェットコースター・ムービー。
うるさいぐらいの大音量と、色鮮やかに彩られた画面。
数えきれない人間が、紙人形のようにペタペタと動いています。

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そして彼は、深い感情や葛藤。憎しみや後悔すらなく、
あくまで、サラッと落ちていくのです。

いけ、いけ、ドンドン‥…じゃなくて、

さらっと、タンタン、なノダ。

‥…。

なんだか‥…薄ら寒い。