こんにちは、noruです。
今日は雨。
でも、
もうそんなに
冷たくはないのです。
‥…。
先日、NHKで懐かしい映画をしていました。
上映当時、一世を風靡した名作。
なんですが‥…実は観ていません。コメディとはいえ戦争もの。
二の足を踏んでしまいました。というわけで、今回お初。
「 Life is Beautiful. 」
( 原題 La vita è bella )
1997年 イタリア
舞台は第二次世界大戦の影が
色濃くなりつつある、イタリア。
あるユダヤ人の男性が、
愛する女性に出会い、家族を持ち、
時代に翻弄されてゆきます。
前半は、彼のキャラクターと
一目惚れの奥さんとの出会いが描かれます。
おじさんを訪ねて町にやってきた彼。
ホテルのウエイターとして雇ってもらいます。
とても気持ちのいい人、一目惚れの女性にアタック‥…なんですが、
奇想天外。やることはハチャメチャです。
でも、とてもロマンチック。
彼のセリフも哲学的、つい笑ってしまいますが、結構深い。
人間の尊厳を問われるような出来事が、あちこちで起こる、この時代。
世の中の人たちが、ファシズムに翻弄、洗脳されていくなか、
彼はシンプルに、自然と答えを出してしまうのです。
「 どうすれば、いいのか。」そう、子供でもわかるように。
ついに
主人公の勤めるホテルで
奥さんの婚約パーティです。
お相手は幼なじみ。
野心満々、不遜な男性です。
ふたりは町の名士の娘と息子でした。
このグリーンの馬。
主人公のおじさんの馬です。
実は、前のシーンで事件がありました。
彼のおじさん=ユダヤ人に対する蔑みの言葉で落書きされてしまうのです。
白馬の王子さま。グリーンの模様つき。
ふたりは、この馬に乗って、駆け落ちするのです。
映画は、基本コメディ。
彼はウソみたいな事件やエピソードを引き起こします。
いやっ、ほんとお騒がせ。
でも実際の事件うんぬんより、その出来事によって生じる化学反応。
人の色んな側面が描かれているのが、なんともいえず、
思わず、くすっ、と。
「 やっぱり、人って面白いなぁ。」惹きこまれてしまうのでした。
‥…。
物語は後半へ。世の中は、
ますます不穏になってきました。
ふたりの結婚から5年、
子供は5歳になっていました。
「 ユダヤ人と犬
入店、お断り 」
心ない仕打ち。
人は決して、
善良なだけではない。
なかには、イヤな人も、悪いこともある。
でも彼は、やっぱり彼でした。
彼は息子のために、
「 彼にしかできないこと。」をすることに決めたのです。
「 これは、ゲームなんだよ。」
‥…。
つづく、なノダ。