こんにちは、noruです。
今日は日ざしが柔らかいですね。
寒い冬もひと休み‥…と。
くん、くん‥…。
なんだろう。匂います。
‥…。
さてローマでゴハン。ワケありその2
かつて旅した古都フィレンツェ。
欧米系の人たちが骨つき肉にかぶりついていました。
「 ‥…スゴいわね‥…ぷぷっ。」
大和民族。彼らを横目にほざいてました。
お店のご主人に勧められ、
初めて食べたTボーンステーキ。赤身のお肉です。
「 ふーん。
‥…ウマっ 何これ。」
そのジューシーさ目からウロコ。
はずみがつきました。
お次はスペイン、バルセロナ。
イベリコ豚のステーキです。
「 これ豚やろ〜、まだ中がアカイで‥…。」
でも、パクっ。ぎゃーっめちゃウマ ♪
すっ、すごい。あの人たち、だてに肉だけでできてないわ。‥…とっ失礼しました。
やみつきです。
やれ鹿だ、なんだと赤身のお肉の旨さに目覚めてしまったのです。
以来、日本での細々とした野菜生活それはそれ。ヨーロッパ肉行脚スタート。
さて今度の旅
ご当地ものは何ですか。
「 なになに
ローマはトリッパだと。」
いかが、なさいましょう。
「 うむ、まずは予行演習。
京都のオステリアへGo じゃ !!
トリッパ下さい。」
ぷぷぷっ‥…ウマい !! 難なくクリア。
今回も楽勝、楽しみです。
‥…にも関わらず、あえなく玉砕。
‥…。
本物はやはりスゴい。まず大きい、そしてめちゃくちゃ柔らかい。
噛めば噛むほど味わいが‥… ♪
‥…あれっ、ダメなんじゃなかったの ?
いや、それはお父さん。まさかのギブアップ。
そもそもローマはお父さんのリクエストなのに。この悔しさは半端なさそうです。
かたや、
「 ウマいのぉ。まだまだ世の中には
旨いものがたくさんじゃ。うひゃひゃひゃ‥…。」
‥…。
トリッパ。少し匂いにクセがありました。そして独特の食感。
おとなりの席にはフランス人年配カップル。なにやらフランス語でぼやく‥…ぼやく。
そして老舗のトラットリアでも。これまたフランス人マダム二人連れ。
‥…。
フランスの人の口に合わないのか。たまたま彼らに合わないのか。
はたまた、それが彼らなのか‥…おっと失礼。
お父さんも
「 日本のトリッパは匂わなかった。
おかしい、こんなはずはない‥…。」
納得いかない様子です。
‥…いや、そんなに気にしなくても。
もともと、生寿司や生ガキだって食べられへんやん。
日本のトリッパは繊細なんちゃう。
別に慣れたら気にならないよ。こういうもんかも。
‥…。
「 むかっ‥…なんで平気なん ?
おれさまだけ、食べられへんやん。」
えっ、何、キレてんの ?
そんなん私のせいちゃうやん。
雑食上等 !! かかってこんかい。
‥…。
楽しみにしていた食事。疲れもあいまって、
何が腹立たしいのか、もう何言ってんのか「ワケ」わかりません。
ご当地もの。民族性の高いものには特徴がありました。
日本のお寿司。どんなにネタが新鮮でも生のお魚がアウトの方にはムリ。
そして匂い。外国の方にはわさびの難易度も高いそうです。山椒や納豆、奈良漬。
ダメな人にはダメでも、反対にないと物足りない‥…よね。
‥…。
食も文化。個人差もあるし。
なかなかひとすじ縄では行きません。
「 ‥…なに、いらんのか。
仕方ない。では頂きます ♪ ぷぷぷ‥‥。」
‥…。
「 ブツブツ‥…、次こそリベンジ。」
往生際がワルい。納得するまでコケ続けました。
ローマへの道、もといトリッパへの道は遠い。ゴールは見えませ〜んんんん…。
‥…。
ふーん。それは大変でしたね‥…くん、くん。
それにしても、なんですかこの匂い。
あっ、ぎょ、餃子‥…ニラじゃない。
ボクはこの匂いが。
えーっ、美味しいのに。
‥…。
わかんないかな〜。
ボクらは
ナイーヴなんです、なノダ。
なに、それ。
もう、あきらめろ。