季節はめぐる☆落ち葉

こんにちは、noruです。

パキ、パキ、パキ‥…。

‥…。
あっ、また来てる。

カラスです。ナンキンハゼの
実を食べているのです。

ぴゅ〜っ、
風が吹きました。

‥…。

「　えらいこっちゃ、
　　葉っぱだらけやん。
　　カラスも、枝を落としてるんや。
　　あーっ、ついに落ち葉が始まった。」

‥…。

今日で11月も終わり。
紅葉もそろそろ、見納めです。

目を楽しませてくれた、色とりどりの葉っぱ
日に日に茶色くなって、
とうとう、落ちてしまいました。

さてと、あきらめて、
お片付けしなくては‥…。

‥…。

落ち葉です。
植物は、人と同じ有機体。
炭水化物やタンパク質でできています。
そして葉緑体が、太陽の光を集め、
栄養を作り蓄え、自給自足しているのです。

イキモノにとって、
温暖で水に恵まれた環境はベスト。

しかし、日本の冬は寒い。
太陽の光も弱くなり、空気は乾燥するし、
もう限界。

覚悟を決めました。葉は稼ぎ頭。
しかし、一番エネルギーを使います。
そして乾燥や冷気にも弱い。決断です。

「　行ってくれるか。」

葉っぱの維持をあきらめ、自ら切り離す「休眠」
それは、来るべき春に向けて植物の作戦です。

まず葉を落とす前、
必要な栄養を葉から取り出し蓄えます。
葉っぱがなくても、必要な時にお花を咲かし、
新しい葉っぱを作るためです。

そして散ってしまった落ち葉。
虫に食べられ、微生物に分解させて、
再び、養分として取り込むのです。

‥…。

体力温存。来るべき時を待つ。
ムダなものはありません。たくましいですね。

‥…。

さてと、あきらめて掃きますか。
ザッザッ‥…。

‥…。

カァー、カァー。

あっ、カラスのみなさん。
君たちも、栄養つけて冬支度ですか。

‥…って、なんか、増えてませんか。

ぴゅ〜‥…、
パキ、パキ、パキ。

‥…。

ワルあがき、多勢に無勢‥…。

‥…。
こらこら、落ち葉の掃除は
ドウなったんですか。

やっぱり、今はムリ。
大きな力にはかないません。

「　時には、あきらめることも
　　大事なのよ。」

季節はめぐる。
体力温存、自然の摂理。
コレはコレでキレイかも。

‥…。
イイワケ。

では、ボクもよっこらせ、‥…スポッ。

自然の摂理。
春まで、休眠 ♪ なノダ。‥…zzz