こんにちは、noruです。
お日さまが、ピカピカ、
まぶしいです。
カゾクのヒトが
「 今年の紅葉も見納めかな。」
と言いました。
「 ‥…、ということで、
お散歩に行ってきます。」
‥…。
「 恋するリベラーチェ 」
Behind the Candelabra
2013 アメリカ
実話です。
1976年アメリカ 。彼は、
「世界が愛したピアニスト」
ゴージャスな衣装と金ぴかのステージ。
悪趣味の代名詞といわれた、
リベラーチは、隠れオールドゲイ。
若い恋人をとっかえひっかえ、
若さやエネルギーを得ています。
ギリシャ彫刻のような肉体美、
金髪の美青年スコットと
出会います。
運命を感じる二人。
かつての愛人たちも一掃し、ラブラブです。
当時ゲイは御法度。スキャンダルです。
おねえ言葉の彼ですが、ゲイであることは
公然の秘密。
あってはならないことでした。
‥…。
やがて、二人の歯車が狂いだします。
若さを求めて、自ら整形するリベラーチ。
スコットにも若い頃の自分そっくりに
整形することを強要します。
スコットは悩みながらも、
これも愛なのだと受け入れるのです。
そして、痛み止めとして始めた
薬物依存が始まりました。
不安定なスコットと、若い男の子に
目移りしてしまうリベラーチ。
不幸が重なり、二人の関係は、
破綻していきます。
‥…。
愛憎劇、なんですけど、
二人とも、とてもピュアに描かれていて、
特に、お目々キラキラ、リベラーチ。
彼の無邪気な、オバさんオジさんっぷりのせいで、
これはピュアなラブストーリーか、
はたまた、夢物語か。
「 探し求めていたモノを
見つけたわ。」
もしや、乙女のときめきですね。
‥…。
でも、本当はオッサン二人。
マイケル・ダグラス 69歳、
マット・デイモン 43歳。
確かにラブシーンは、ちょっとキモい。
‥…、ときどき、しんどい。
でも、すれ違う二人を見ていると、
悲しい気持ちになるんです。
‥…。
エンディングロール。
キラキラ輝く、小さいピアノのオルゴール、
そして、ショパン・ノクターンです。
リベラーチから、
スコットへ
「 ボクが君を愛すのは、
君のことが、愛しいだけではなく、
君を愛するボクのことも、好きなのだ。」
よくわかりませんが、
コレって、恋 ?
‥…。
いや本当に、絵はオッサンたちなんです。
おまけにベタな話、ベタな演出、
‥…なのに、美しい。
涙がこぼれる。
‥…、してやられたのでした。
これは、世にも不思議な
キラキラのラブストーリーなのでした。
「 Too much of a good thing is wonderful.
イイことも過ぎれば、すばらしい。 」
‥…。
もう少し教えて下さい。
オネエサン、なノダ。