こんにちは、noruです。
お父さんが、言いました。
「 あんた、
日本のロケット、
飛んだのしってるか ? 」
「 えっ、カッパ何号 ? 」
「 古っ‥。」
‥…。
お父さんが、
「 ‥…、そんなことも知らんのか。
先週、やったかな‥…。
世間は、けっこう、盛り上がってたんやで。」
と、言いました。
‥…。
「 2001年宇宙の旅 」
( 原題 A Space Odyssey )1968年
原作は、
イギリスのSF作家、
アーサー・ C・クラークです。
この映画、アポロ月面着陸よりも前に、
作られているのですね。
まだ人類は、地球以外の天体を知らない時代です。
でも、今、観ても、パーフェクトな
宇宙の映像です。
どうやら、そのカンペキさは、
監督、スタンリーキューブリックの
性格にあるみたいです。
彼は、天文学、物理学、生物学と、さまざまな分野の専門家に
アドバイスを求め、
自らも、調べ 尽くした !! そうです。
コリ性なんですね。
映像に関しても、
キューブリックいわく
「 存在しない技術なら、
作り出せば良い。 」
‥…。
スゴい人です。
ストーリーも哲学的です。
プロローグ
太古の昔、
人猿の前に突然、「モノリス」が現われます。
‥…。
モノリス。???
モノリスは、催眠効果で、
猿たちに、道具を使う事を教えます。
人類は進化し、文明を作り出します。
そして、
モノリスは、姿を消します。
‥…。
第1幕
人類は、木星探査の旅に出ます。
ミッションは、「未知なる生命体」との出会いです。
でもこのミッション、
クル ーには秘密だったのです。
旅の途中、事件が起こります。
人工知能コンピューターハルにトラブルです。
ハルは、スーパーコンピューター、
答えはいつも、正解のはずです。
でも、ミッションはヒミツ。
ハルは、
クルーに嘘をつかなければなりません。
コンピューターは悩みます。
そして「 ノイローゼ 」になって
しまうのです。
追いつめられたハル。
地球との交信を断とうとします。
アセったクルーは、ハルの電源を切ろうとします。
コンピューターにとって、
電源を切られることは、死を意味します。
それは、イヤだ。
ハルは、クルーたちに反撃です。
I’m sorry, Dave. I’m afraid I can’t do that.
でも、‥…。
‥…、ブチッ。
‥…。
第2幕、木星
ようやく、木星にたどり着きました。
そこには、巨大なモノリスが。
それは、大きな光の帯でした。
次元を超越した空間。
人類を「 自分達の世界 」へと導くスターゲイトだったのです。
‥…。
「自分たちのセカイ」って。
‥…。
いずこへ。
テーマは、人類の進化。
与えられた、知恵は、
発達のためなのか、はたまた、破滅への道なのか。
それは、
映像でも、表現されています。
猿が放り投げる骨。
地球上空を飛ぶスペースシャトル。
ディスカバリー号。
すべて、棒=モノリス、です。
それは「 人間の用いる道具 」の象徴です。
そして、色。
人猿が手に持つ骨や宇宙ステーション、
宇宙船ディスカバリー号は、白です。
対して、
コンピューター・ハルは、赤。
赤は、血の色です。
人間らしさの象徴なのです。
皮肉なことに、
コンピューター・ハルは、
この映画で、最も人間らしい存在でした。
嘘をついたり、泣き言をいいます。
ハルの電源が切られるシーン。
人間が、ひとつひとつ、棒状のキーを使って、
電源を切っていきます。
これが、
とてもせつないのです。
ハルは、やさしく人間に語りかけます。
「 わるいんだけど、‥、やめてくれないかな、ディブ。‥…、
I’m afraid ‥…、Stop,Dave. Will you stop,Dave.‥。
‥…、Good afternoon,gentle man.
‥…、If you’d like to hear it ,I can sing it for you.
‥…、良ければ、君にデイジーの歌を歌おうか。
デイジー、デイジー♪‥…、‥…。」
この歌「 Daisy Bell 」は、
世界で初めて、コンピューターが唄った歌です。
「いかに、人間に近づけるか。」
その願いと共に、進化し続けた人工知能は、
いつしか、人間よりも
人間らしくなっていたのでしょうか。
それとも、人間の方が、ナニかを
失ってしまった、ということなのでしょうか。
現代において、この映画からのメッセージは、
もはや、
警告になりつつありますね。
‥…おっと、すみません。
宇宙へのロマンに、水をさして
しまいました。
‥…。
モシカシテ、‥…。
宇宙とか、ロケットとか、あんまり
興味ないでしょ。
‥…。
あれっ、バレましたか。
zzzzz。
‥…。
ダメデスヨ、
みんな、ヨロコんでるのに‥…。
オコラレますよ。
‥…。
2013年 モノりす 、のタビ。
‥…。
コリてませんね。
マッタク、コマッタモン、です。
‥…、でもまぁ、こういうコトは、
オタガイサマですかね。
どちらも、
ヤメラレナイ、
トマラナイ ♪ なノダ。
「 2001年宇宙の旅 」1968年 米・英
( 原題 A Space Odyssey )