こんにちは、noruです。
どしゃぶりです。
カゾクのヒトが本を読んでいます。
「 この本、まだ読みはじめた
とこなんやけど、
正反対の言葉が引用されてて
オモシロいよ。」
‥…。
二人の哲学者。
ピタゴラスとアリストテレス。
ピタゴラスは、
心がつらい時、それを
打ち消すような明るい曲を
アリストテレスは、
悲しみに寄り添う曲の方が
心を癒すのだとか。
そして、どちらも
「真実」なのだそうです。
お父さんが、
「 俺は、悲しい曲派やな。」と言いました。
「 ‥…ふーん。私は、どうかな。
希望が感じられる曲の方がいいかなぁ。」
‥…。
どん詰まりすぎ。
状況的には悲しいはずなのに、
自分でよくわからなくない。
幸せな映像や、
楽しい曲を聴いた瞬間、
突然、涙がこぼれる。
「 そうか、ずっと自分は、
悲しかったのだ。」
‥…。
気づいた頃には、その悲しさ。
「 もう、十分。」ということなのかもしれません。
‥…。
「 Pathetique 」
ベートーベンが自ら、タイトルをつけた、
数少ない作品のひとつです。
その第 2楽章は、音楽家として
難聴を患うという致命的な絶望の中で作られました。
自らに対する憐れみと救いを求める心。
失意の中に、ひとすじの希望の光を感じさせます。
My favorite piece.
悲しいとき、
どん詰まったときこそ、
自分を救ってくれる、
美しい音楽を。
‥…。
今日、ボクの出番はありませんでした。
でも、本当は、
そんなときこそ、ボクの出番。
おまかせあれ、なノダ。
Beethoven Piano sonata No8
Pathetique 2st mvt
Plays Glenn Gould